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第13章のまとめ

第13章 実験の方法と再現性・批判 章末テスト(全24問)

対象: レッスン13-1〜13-4 ・ 目安 12分 ・ 制限時間なし

第13章「実験の方法と再現性・批判」で学んだ内容を、まとめて確かめるテストです。レッスンが混ざった順番で出題します。最後に、間違えた問題のレッスンへのリンクが出ます。

PART 1レッスンの確認問題(12問)

各レッスンで解いた問題です。忘れていないか確かめましょう。

レッスン13-1から

Q1. スミスの初期の市場実験で分かったこととして、正しいものはどれですか。

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正解: 1. 参加者は理論の答えを計算できなかったが、値段は理論の予測にとても近くなった
驚きのポイントは、参加者が均衡の値段を計算する情報を持っていなかったのに、取引の値段が理論に近づいたことです。

レッスン13-2から

Q2. ランダム化比較試験で、どの人が施策を受けるかはどうやって決めますか。

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正解: 1. くじ引きのように無作為に決める
正解は、くじ引きのように無作為に決める方法です。希望者や研究者が選んだ人だと、もともとの違いが結果に混ざってしまいます。

レッスン13-3から

Q3. 2015年に心理学の100の研究を追試したところ、統計的にはっきりした結果が出たのはどのくらいでしたか。

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正解: 1. 約4割(36%)
97%は元の研究の数字です。ここがポイントで、追試では36%に下がり、効果の大きさも約半分になりました。

レッスン13-4から

Q4. チェイターとローウェンスタインの分け方で、sフレームの対策に当たるのはどれですか。

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正解: 1. レジ袋の禁止のように、制度やルールそのものを変える
正解は制度やルールを変える対策です。足跡や行動の記録は、個人の行動に働きかけるiフレームの工夫です。

レッスン13-1から

Q5. 実験経済学で、成績に応じて実際のお金を払う主な理由はどれですか。

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正解: 2. 本気の選択を引き出し、与えられた値段に沿って行動してもらうため
架空の選択では適当に答えるかもしれません。結果に応じて報酬を払うことで、本気で選んでもらいます。

レッスン13-2から

Q6. ある会社で、研修を希望して受けた社員は、受けなかった社員より成績がよくなりました。この比べ方の弱点はどれですか。

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正解: 2. もともと意欲の高い人が希望しただけかもしれないこと
ここがポイントです。希望した人と希望しなかった人には、もともと意欲の差があるかもしれません。これが選択バイアスです。研修の効果を知るには、受ける人をくじで決めて比べる方法があります。

レッスン13-3から

Q7. ナッジの研究をまとめた分析に対し、2022年に別のチームが示した指摘はどれですか。

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正解: 1. 出版バイアスを補正すると、全体の効果がはっきりあるという証拠は残らない
惜しい選択肢は3つめです。効果のばらつきは大きく、一部のナッジは効く可能性があるので、「すべて効かない」とまでは言えません。

レッスン13-4から

Q8. ギーゲレンツァーの2015年の批判として、本文の内容に合うものはどれですか。

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正解: 1. 人が不合理だという証拠は、狭い基準と偏った研究の選び方で強調されており、判断する力を育てるべきだ
正解は1つ目です。彼は、人は教えれば学べると考え、リスクを読み解く力を育てることをナッジに代わる道としました。

レッスン13-1から

Q9. 大学生を集めた実験で「人は公平さを強く気にする」という結果が出ました。この結果を、大金が動く企業どうしの取引に当てはめるときの考え方として、最も適切なものはどれですか。

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正解: 3. 参加者の選ばれ方や金額の大きさが違うので、そのまま当てはまるとは限らない
惜しい選択肢もありますが、実験は無意味ではありません。参加者や金額、見られ方の違いを考えて、慎重に広げることが大切です。

レッスン13-2から

Q10. インドの予防接種の実験で、移動診療所に豆の贈り物を加えた村では、予防接種を全部受けた子どもの割合は何%でしたか。

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正解: 3. 39%
正解は39%です。6%は何も変えなかった対照群、18%は移動診療所だけの組の割合でした。惜しかった人も、3つの組を比べた表を見直してみましょう。

レッスン13-3から

Q11. 上司が「ある論文では、通知の文面を変えるだけで提出率が大きく上がった。全社ですぐ導入しよう」と言いました。この講座の内容から見て、よい対応はどれですか。

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正解: 1. 追試で確かめられているかを調べ、まず一部で比べて効果を確かめる
有名な研究でも、追試で効果が小さくなることがあります。一方で、多くの研究は再現されているので、すべて無視するのも行きすぎです。

レッスン13-4から

Q12. ある会社で残業が多く、「早く帰ろう」というポスターが貼られています。sフレームの考え方で対策を考えるなら、どれが当てはまりますか。

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正解: 1. 仕事の量や締め切りの決め方そのものを見直す
正解は仕組みそのものを見直す対策です。惜しいのは残りの2つで、どちらも個人の行動に働きかけるiフレームの工夫です。補う道具としては役立ちます。

PART 2章末の演習問題(12問)

レッスンにはない、新しい問題です。日常の場面で考える問題も入っています。

レッスン13-1から

Q1. スミス型の市場実験の表で、値段が950円のとき取引できないのはだれでしょう?

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正解: 3. 買い手C(800円まで払う)
買い手Cは800円までしか払わないので、950円では買えません。買い手Bは1000円まで払え、売り手Eは900円以上なら売れるので、どちらも950円で取引できます。(レッスン13-1)

レッスン13-1から

Q2. 実験経済学で使われる「誘導価値法」の説明として、正しいものはどれでしょう?

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正解: 1. 品物の値打ちを実験者が決めて渡し、結果に応じて報酬を払う
誘導価値法は、参加者の好みが実験の邪魔をしないよう、値打ちを実験者が決めて渡す工夫です。自分の好きな品物で値段をつけると好みが入り込み、報酬のない架空の買い物では本気の選択を引き出しにくくなります。(レッスン13-1)

レッスン13-1から

Q3. 国が新しい電力市場の仕組みを始める前に、まず実験室で人に取引してもらって試すことにしました。このやり方は、本文で何と呼ばれているでしょう?

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正解: 2. 風洞実験
新しい市場の仕組みを本番の前に実験室で試すことを、飛行機の設計になぞらえて風洞実験と呼びます。誘導価値法は値打ちを実験者が決めて渡す工夫、外的妥当性は結果が現実にどこまで当てはまるかという問題です。(レッスン13-1)

レッスン13-2から

Q4. 教科書の多い学校と少ない学校の成績をそのまま比べると、何が問題になるでしょう?

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正解: 1. 豊かな家庭が多いなど、もともとの違いが成績の差に混ざるかもしれない
豊かな家庭が多い学校ほど本も多く、成績もよいかもしれないので、差が教科書のおかげとは言い切れません。くじで学校を分ければ、こうした特徴は始める時点で平均すると同じになります。数える手間や「必ず成績が悪くなる」という話は本文にありません。(レッスン13-2)

レッスン13-2から

Q5. RCT(くじで組を分ける方法)が使いにくい施策の例として、本文に挙がっているものはどれでしょう?

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正解: 3. 国全体の金融政策
国全体の金融政策のように、比べる相手を作れない施策はくじで分けられません。家庭へのアドバイスや学校での補習は、受ける組と受けない組をくじで分けて比べられます。(レッスン13-2)

レッスン13-2から

Q6. ある市で、くじで選んだ半分の世帯にだけ節電のアドバイスを送り、残りの世帯には送りませんでした。アドバイスを送らなかった世帯の組は何と呼ぶでしょう?

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正解: 2. 対照群
施策を受けずに比べる基準になる組を対照群と呼びます。アドバイスを受けた組が介入群(処置群)です。選択バイアスは組の呼び名ではなく、もともとの違いが結果に混ざる偏りのことです。(レッスン13-2)

レッスン13-3から

Q7. 2016年の経済学の追試では、どう分析するかを始める前に公開していました。この「事前登録」をする理由として正しいものはどれでしょう?

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正解: 1. 結果を見てから都合のよい分析を選ぶ、という抜け道をふさぐため
事前登録は、仮説や分析の方法を先に公開して、結果を見てから分析を選ぶことを防ぐ工夫です。参加者集めの宣伝や、名前を伏せることが目的ではありません。(レッスン13-3)

レッスン13-3から

Q8. 経済学の有名な学術誌に載った実験18本を追試した結果として、正しいものはどれでしょう?

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正解: 3. 11本で同じ向きのはっきりした効果が出たが、大きさは平均で元の約3分の2だった
18本中11本(61%)で同じ向きのはっきりした効果が出ました。ただし効果の大きさは、平均で元の研究の約3分の2にとどまりました。すべて同じ大きさで再現されたわけでも、まったく再現されなかったわけでもありません。(レッスン13-3)

レッスン13-3から

Q9. 友人が「ハウスマネー効果という有名な研究があるから、臨時収入は気が大きくなって使ってしまうものだ」と言いました。この講座の内容に合う返し方はどれでしょう?

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正解: 2. その実験は2025年の追試で再現されなかったので、確かな根拠とは言えない
この講座では、第6章のハウスマネー効果は2025年の追試で再現されなかったと紹介しています。有名な研究でも追試で揺らぐことがあるので、「必ず起きる」とは言えません。効果が2倍になったという話は本文にありません。(レッスン13-3)

レッスン13-4から

Q10. 職場のコーヒーポットの上に目の絵を掛けた例は、ナッジへのどの批判を説明するために挙げられているでしょう?

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正解: 3. 本人が後押しに気づかないことが多い
目の絵で支払いは増えましたが、尋ねられた人の多くは絵に気づいていないか、支払いと結びつけていませんでした。これは「気づかないうちに動かされる」という操作の批判の例です。残りの2つは、チェイターとローウェンスタイン、ギーゲレンツァーの批判です。(レッスン13-4)

レッスン13-4から

Q11. チェイターとローウェンスタインの論文が紹介した日本の家庭の実験で、自分の省エネ行動を報告した家庭に見られたことはどれでしょう?

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正解: 2. 炭素税への支持が低くなった
くじで選ばれて省エネ行動を報告した家庭は、炭素税への支持が低くなりました。個人の工夫が、制度への支持を弱めることがあるという例です。支持が高くなった、変わらなかったという結果ではありません。(レッスン13-4)

レッスン13-4から

Q12. ある町が、お金の話でだまされる被害を減らしたいと考えています。ギーゲレンツァーの主張に最も近い対策はどれでしょう?

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正解: 1. 住民がリスクを読み解く力をつけられる講座を開く
ギーゲレンツァーは、人を導く前にリスクを読み解く力を教えるべきだと主張しました。気づかれないように導くことや、人は誤りやすいから代わりに決めるという考えは、彼が疑った「人は誤りやすいから導くべきだ」という前提に立っています。(レッスン13-4)

第13章はここまでです

間違えた問題は復習ページに入ります。表示されたレッスンを読み直してから、もう一度挑戦しましょう。