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第11章のまとめ第11章 行動ファイナンス 章末テスト(全24問)
対象: レッスン11-1〜11-4 ・ 目安 12分 ・ 制限時間なし
第11章「行動ファイナンス」で学んだ内容を、まとめて確かめるテストです。レッスンが混ざった順番で出題します。最後に、間違えた問題のレッスンへのリンクが出ます。
PART 1レッスンの確認問題(12問)
各レッスンで解いた問題です。忘れていないか確かめましょう。
Q1. 効率的市場仮説の考え方に合うものはどれですか。
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正解: 1. 新しい情報はすぐ価格に取り込まれるので、短期の値動きは予測しにくい
ここがポイント。情報がすばやく価格に入るので、すでに出た情報だけでは数日や数週間先を当てられない、と考えます。
Q2. オーディーン(1998年)が約1万口座の売買記録を調べた結果として、正しいものはどれですか。
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正解: 2. 1年全体では、利益の確定率のほうが損失の確定率より高かった
1年全体では利益の確定率14.8%、損失の確定率9.8%でした。12月に限ると、損失の確定率が上回りました。ここがポイントです。
Q3. Barber & Odean(2000)で、売り買いが最も多いグループの成績が悪かった主な理由はどれですか。
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正解: 2. 費用を引く前の成績はほぼ同じで、売買の費用が積み重なったから
ここがポイントです。費用を引く前の成績はどのグループもほぼ同じでした。差を生んだのは、売り買いのたびにかかる費用です。同じ時期の市場全体は年17.9%で、値下がりしていません。
Q4. 近視眼的損失回避を生む2つの要素の組み合わせはどれですか。
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正解: 1. 損を強く感じることと、結果を確かめる間隔が短いこと
損を強く感じる傾向に、こまめに確かめる習慣が重なると、損を目にする回数が増えてリスクを避けやすくなります。
Q5. シラーの1981年の研究でわかったことはどれですか。
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正解: 2. 株価の揺れは、配当の変化で説明できるより大きかった
配当から計算した値段はなめらかでしたが、実際の株価は大きく上下していました。これを過剰変動と呼びます。
Q6. 気質効果を説明するとき、投資家の参照点(損か得かを決めるものさし)とされることが多いのはどれですか。
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正解: 3. 自分が株を買った値段
買った値段より上なら得、下なら損と感じます。損の場面では、売らずに値が戻るほうに賭けたくなるのです。
Q7. Barber & Odean(2001)が、口座を男性と女性に分けて比べた理由として正しいものはどれですか。
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正解: 1. お金の分野では男性のほうが自信過剰になりやすいという心理学の知見があったから
自信の強さは直接測れないため、自信過剰になりやすいとされる性別を目安にしました。結果は予測どおり、男性のほうが売り買いが多いというものでした。
Q8. ニーズィーとポッターズの実験で、賭けた割合の平均が高かったのはどちらですか。
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正解: 2. 3回分の結果をまとめて知らされたグループ
惜しい、逆に考えた人も多いところです。まとめて知らされたグループは67.4%、毎回知らされたグループは50.5%でした。
Q9. 友人が「2013年のノーベル賞で、市場は効率的だと決着したんだよ」と言いました。どう答えるのが正確ですか。
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正解: 3. 効率的市場のファーマと行動ファイナンスのシラーが同時に受賞しており、どちらかに決着したわけではない
惜しい考え方ですが、受賞者は立場の違うファーマとシラー、そしてハンセンの3人でした。どちらがどれだけ正しいかは、まだはっきりしていません。
Q10. Bさんは、値上がりした株は少し上がるとすぐ売り、値下がりした株は「買値に戻るまで」と何年も持ち続けています。この行動に最も近いものはどれですか。
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正解: 1. 気質効果
利益はすぐ確定し、損は持ち続ける。まさに気質効果の典型です。時間割引は、先の利益を小さく感じる傾向なので、ここでは当てはまりません。
Q11. 友人が「最近は毎日のように株を売り買いしている。自分の読みはよく当たるから」と話しています。このレッスンの内容から言えることはどれですか。
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正解: 2. 売り買いのたびに費用がかかり、読みへの自信が実際の正しさを上回っている可能性がある
惜しい選択肢もありますが、自信の強さは正しさの証拠になりません。研究では、売り買いが多いほど費用がかさみ、手元に残る利益が少なくなっていました。
Q12. 地域で始めた、ごみを減らす取り組みの効果を確かめたいとします。日々の上下にふり回されにくい見方はどれですか。
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正解: 2. 月ごとにまとめて量を見て、続けるかどうかを決める
ここがポイントです。見直す間隔を長くしてまとめて見ると、たまたま増えた日に気持ちが引っぱられにくくなります。
PART 2章末の演習問題(12問)
レッスンにはない、新しい問題です。日常の場面で考える問題も入っています。
Q1. ファーマたちの研究によると、配当を増やすという発表があったとき、株価はどう動きましたか。
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正解: 3. 一気に上がり、その後は上にも下にも決まった流れがなかった
新しい情報はとても速く価格に取り込まれるため、株価は一気に上がりました。その後は決まった流れがなく、これが効率的市場仮説を支える例です。(レッスン11-1)
Q2. 2013年のノーベル経済学賞の受賞理由になった発見の内容はどれですか。
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正解: 1. 数日や数週間先の値段は予測できないが、3〜5年の大まかな流れは見通せる
受賞理由は「資産価格の実証分析」で、短期は予測できないのに長期の大まかな流れは見通せるという、一見矛盾する発見でした。長期で予測できる理由の説明は、まだ決着していません。(レッスン11-1)
Q3. ある街で、住みやすさは変わらないのに「まだ上がる」という期待だけでマンションを買う人が増え、値段が上がりました。行動ファイナンスの見方に近いのはどれですか。
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正解: 2. 楽観しすぎという心のくせが価格を押し上げ、本来の価値から離れているおそれがある
行動ファイナンスでは、楽観しすぎなどの心のくせが価格を押し上げると考えます。この場面では住みやすさは変わっていないので、新しい情報の反映とは言えません。(レッスン11-1)
Q4. オーディーンの研究で、12月だけは損失の確定率が利益の確定率を上回りました。論文はその理由をどう分析していますか。
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正解: 2. 税金を減らすために、損を確定する売却が12月に目立つから
論文は、税金を減らすために損を確定する売却が12月に目立つと分析しています。12月の損失の確定率は12.8%、利益の確定率は10.8%でした。(レッスン11-2)
Q5. 気質効果を第4章の反射効果で説明すると、どうなりますか。
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正解: 3. 得の場面では利益を確実に手にしたくなり、損の場面では値が戻るほうに賭けたくなる
買値より上は得の場面、下は損の場面です。得では確実さを、損では賭けを好むため、値上がり株は早く売り、値下がり株は持ち続けやすくなります。ただし「いずれ戻ると信じているだけ」という説明もあり、主な理由はまだはっきりしていません。(レッスン11-2)
Q6. 値上がり中と値下がり中の株を1つずつ持つ人が、急な出費でどちらかを売ることにしました。どちらにも新しい情報はありません。気質効果から予想されるのはどれですか。
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正解: 1. 値上がりしている方を売りやすい
気質効果では、値上がりした株は早く売り、値下がりした株は持ち続けやすくなります。これは人が選びやすい傾向の話で、どちらを売るべきかを示すものではありません。(レッスン11-2)
Q7. 本文での「取引コスト」の説明として正しいものはどれですか。
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正解: 1. 売り買いのたびにかかる手数料などの費用で、回数が多いほど積み重なる
取引コストは、売り買いのたびにかかる手数料などの費用です。読みが当たらなければ、費用の分だけ手元のお金が減っていきます。(レッスン11-3)
Q8. Barber & Odean(2001)の、男性と女性の売買の違いについての研究を読むときの注意点として、正しいものはどれですか。
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正解: 2. 自信の強さを直接測ったのではなく性別を目安にしており、平均の差なので一人ひとりには当てはまらない
この研究は性別を自信過剰の目安にしたもので、平均の差は一人ひとりに当てはまるわけではありません。データは1990年代の米国のもので、今も同じ大きさの差が出るかはまだはっきりしていません。(レッスン11-3)
Q9. 「今のプランが得だ」と自信を持って、スマホの契約を何度も乗り換えている人がいます。乗り換えのたびに手数料を払っています。本当に得だったかを確かめるには、このレッスンの研究の比べ方に沿うとどうするのがよいですか。
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正解: 3. 払った手数料も差し引いたうえで、乗り換えなかった場合と比べる
株の研究では、費用を引く前の成績はほぼ同じでも、費用を引くと売買の多い人ほど手元に残る利益が少なくなっていました。乗り換えも、手数料を差し引いてから比べないと、得だったかどうかは分かりません。(レッスン11-3)
Q10. ニーズィーとポッターズの実験の結果を読むとき、本文が挙げた注意点はどれですか。
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正解: 3. 学生が少ない金額で行った実験なので、大きなお金の判断にどこまで当てはまるかは慎重に見る
実験はティルブルフ大学の学生84人が、少ない金額で行ったものです。結果を知らせる回数を変えた実験ですが、大きなお金の判断にどこまで当てはまるかは慎重に見る必要があります。(レッスン11-4)
Q11. ベナルツィとセイラーは、株式プレミアムの謎について何を示しましたか。
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正解: 1. 人々が約1年ごとに損得を見直すと考えると差の大きさと合うが、どの説明が正しいかはまだはっきりしない
二人は、約1年ごとに見直すと考えると差の大きさと合うことを計算で示しました。ただし謎の説明はほかにもあり、二人自身も一つの説明が正しいと示す方法はないと書いています。(レッスン11-4)
Q12. 家計簿アプリで残高の通知を毎日受け取る人と、月に1回まとめて受け取る人がいます。近視眼的損失回避から予想されるのはどれですか。
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正解: 2. 毎日受け取る人のほうが、減った場面を目にする回数が増え、嫌な気持ちが積み重なりやすい
上下するものは短い間隔で見るほど「減った」場面が目に入り、損を強く感じる人は嫌な気持ちが積み重なります。まとめて見るほうが、日々の上下にふり回されにくくなります。(レッスン11-4)